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院長の解説 「腸内フローラ・腸活について」

腸内には様々な細菌が生息しています。その種類には善玉菌、悪玉菌、日和見菌があり、それらの細菌が塊をなして存在する様がお花畑(フローラ)のように見えるため腸内フローラと呼ばれます。善玉菌の代表は乳酸菌、ビフィズス菌です。悪玉菌としてはウェルシュ菌、大腸菌(有毒株)、ブドウ球菌などがあります。また、日和見菌とは普段悪さはしないのですが、体が弱った時などに悪玉と同様な働きをする菌で、バクテロイデス・大腸菌(無毒株)・連鎖球菌が知られています。悪玉菌にも必要な役割があり存在することが悪いことではありませんが、近年、善玉、悪玉、日和見菌のバランスの崩れが様々な疾患や健康状態と深く関連することが明らかとなってきました。
便秘、下痢などのお腹の不調から、潰瘍性大腸炎やクローン病といった炎症性腸疾患、大腸がん、関節リウマチに代表される全身性の自己免疫疾患、その他、肥満や糖尿病、動脈硬化にもかかわることが報告されています。一般的に加齢とともにバランスが崩れてくるといわれています。
当センターではオプション検査として腸内フローラ検査(Mykinso 検査キット)のお申し込みが可能です。自宅で便を採取し検査機関に送り、結果も自宅に郵送されます。
まずはご自分の腸内フローラの状況を知り、健康生活のために正しい腸活を行ってみてはいかがでしょうか。

参照;e-ヘルスネット 厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト